ええ、私も、ほんとにそう思います。
日本の児童文学は、辛気臭い、と思って、読む気はまったくしませんでした。ただ、あんまり外国のファンタジーを読みすぎたせいか、今度はキリスト教臭が鼻に付くようになりまして、それと、光と闇とか正義と邪悪とか、だんだんその単純さが苦になってまいりまして、(もちろん、名作といわれるものは、そんな批判など問題にならないものもありますが)日本の作家の書いたファンタジーが読みたいと、強く思いました。
そんなときに読んだのが、「空色勾玉」や、「闇の守人」「月神の統べる森」などで、いろいろ言いたいことのある作品もあるにせよ、白か黒かといった単純な価値観ではかかれてはいないだけ、満足できるものでした。
でも、今はまた外国のファンタジーにはまっています。ファンタジーのブームなんて、めったに無いのですし、このチャンスを逃すと、すぐ絶版になるに違いないと思って、新しい本をいっぱい買いました。(本を買うのは最少限にするつもりだったのに)お正月に読む楽しみに、取ってあります。これからしばらく、専業主婦のがんばり時ですから。
私たちの読書会は、市の中央図書館が活動場所なので、ジュニアのための本の案内を出しています。このごろの「ハリー・ポッター」ブームを意識せざるを得ず、今回の案内は、すごく気合を入れました。この冬休みに向けて、
最新のファンタジーで「ハリー・ポッター」の向こうを張ろうと思ったものですから。
そういう事情ですので、面白い本があったら、教えてくださいね。なるべく新しいところで。
よろしくお願いします。