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ログ解析スクリプトAWStats 7.7ドキュメント
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プラグインと関連プログラム
ここにはいろいろ異なったファイルがあります:
プラグインは新機能を加えるためにAWStats pluginsディレクトリに置くことができる.pmファイルです。
動作させるためには、構成ファイルに行を加えることによってプラグインを有効にしなければならないことに注意してください(LoadPluginパラメタを参照ください)。
標準の無償のプラグイン: tooltips, decodeutfkeys, ipv6, hashfiles, userinfo, hostinfo, clusterinfo, urlalias, timehires, timezone, rawlog, graphapplet, graphgooglechartsapi geoipfree
GeoIPプラグイン(動作するために他のライセンス商品を必要とします): geoip, geoip_city_maxmind, geoip_asn_maxmind, geoip_region_maxmind, geoip_isp_maxmind, geoip_org_maxmind
Tooltips
- 必要とされるPerlモジュール: なし
- パラメタ: なし
- 説明:HTMLレポートページに、ポップアップTooltipヘルプを付加します。
- 注意:この種のヘルプを有効にすると、HTMLレポートページのページサイズが大きくなり、サーバの負荷や消費する帯域が大きくなることを忘れないで下さい。
- AWStats(5.4+)に同梱
DecodeUTFKeys
- 必要とされるPerlモジュール: Encode および URI::Escape
- パラメタ: なし
- 説明:参照元検索エンジンにより検索語/検索文がUTF8でエンコードされていても、AWStatsが(指定された文字コードで)それらを正しく表示できるようにします。
- AWStats(6.0+)に同梱
IPv6
- 必要とされるPerlモジュール: Net::IP および Net::DNS
- パラメタ: なし
- 説明:このプラグインを利用すると、IPv6のアドレスをDNSで逆引きできるようになります。
- 注意:IPv6のアドレスは現在、GeoIPでは使えません。
- AWStats(5.5+)に同梱
HashFiles
- 必要とされるPerlモジュール: Storable
- パラメタ: なし
- 説明:AWStatsのDNSキャッシュファイルを、ハッシュ形式で読み書きするようにします.この機能を利用すると、特に巨大なWebサイトでDNSキャッシュファイルの読み書きの高速化を実現できます。
- AWStats(5.1+)に同梱
UserInfo
- 必要とされるPerlモジュール: なし
- パラメタ: なし
- 説明:認証されたユーザのレポートに、付加情報(氏名、オフィス情報など)を表示します.2つのフィールド(第一フィールドにログインID, 第二フィールドに表示したいテキストをタブ区切りで記述)を持ったuserinfo.myconfig.txtという名前のテキストファイルをDirDataディレクトリに事前に用意しておく必要があります。
- AWStats(5.5+)に同梱
ClusterInfo
- 必要とされるPerlモジュール: なし
- パラメタ: なし
- 説明:各クラスタについて、追加情報(完全なホスト名等)をクラスタレポートに追加します.2つのフィールド(第一フィールドにクラスタ番号、第二フィールドに表示したいテキストをタブ区切りで記述)を持ったclusterinfo.myconfig.txtという名前のテキストファイルをDirDataディレクトリに事前に用意しておく必要があります.このプラグインは、 ShowClusterStatsに0が設定されている場合、もしくはカスタマイズされたログ形式で%clusterタグが利用されていない場合は、意味を持ちません。
- AWStats(6.2+)に同梱
HostInfo
- 必要とされるPerlモジュール: Net::XWhois
- パラメタ: なし
- 説明:ホストのチャートに、ホスト情報(whoisレコードのような情報)をポップアップさせるリンクを表示します。
- AWStats(6.0+)に同梱
UrlAliases
- 必要とされるPerlモジュール: なし
- パラメタ: なし
- 説明:URLレポートのURLの前に、ページ情報(ページタイトル、定義...)を表示します。2つのフィールド(第一フィールドにURL, 第二フィールドに表示したいテキストをタブ区切りで記述)を持つurlalias.myconfig.txtという名前のテキストファイルをDirDataディレクトリに事前に用意しておく必要があります。
- AWStats(5.2+)に同梱
- 手作業でurlaliasファイルを作成するのでなく、urlaliasbuilder.plツールを使用することもできます。(5.4+で提供)
TimeHiRes
- 必要とされるPerlモジュール: Time::HiRes (Perl 5.8未満の場合)
- パラメタ: なし
- 説明:-showstepsオプションを利用した際に報告される時間がミリ秒単位になります。デバッグ用です。
- AWStats(5.1+)に同梱
TimeZone
- 必要とされるPerlモジュール: Time::Local
- パラメタ: オフセットあるいは現地のタイムゾーン
- 説明:パラメタに指定されたオフセットにより、処理する前にログの時刻を修正する。ログファイルの時間として、現地時間ではなくUTを記録する一部のIISを利用しているユーザや違うタイムゾーンのサーバを利用しているユーザに便利です。標準時刻の略称か時差を時間単位で指定します。このプラグインを利用すると、AWStatsの処理速度が40%程度落ちます !!!!!!!
例えば、
LoadPlugin="timezone +2" と指定すると、ログの時刻に2時間加えます。
LoadPlugin="timezone CET" と指定すると、UTをCETに変換します。
- AWStats(5.1+)に同梱
Rawlog
- 必要とされるPerlモジュール: なし
- パラメタ: なし
- 説明:このプラグインを有効にすると、AWStatsのメインページに現在の生ログファイルを閲覧するためのフォームが付加されます。フィルタを利用することもできます。
- AWStats(5.7+)に同梱
GraphApplet
- 必要とされるPerlモジュール: なし
- パラメタ: classファイルの格納されている相対url
- 説明:一部のグラフが3Dで描画されるようになります。
- AWStats(6.0+)に同梱
GraphGoogleChartAPI
- 必要とされるPerlモジュール: なし
- パラメタ: なし
- 説明:HTMLレポートのチャートをGoogleが提供するイメージに置き換えます。国データが利用できて複数の国からのヒットがあるとGoogleの地図機能で表示されます。
- 注意:チャートを表示するためには、レポートを表示するPCがインターネットに接続されている必要があります。Googleに送られるデータは、統計の数値、凡例の名前と国名だけです。
- AWStats(6.0+)に同梱
Maxmindは、IPアドレスと国、地域、市やISPを結び付けるgeolocation技術を販売する会社です。彼らのデータベースは、初期費と月額料金を支払うことで利用可能になり、無料版より正確で頻繁に更新されます。
インストール
まず、データベースを選びます。AWStatsの場合、Binary Format版をダウンロードしてください。現在AWStatsがサポートしているのは、
もし、商用のデータベースを購入する場合は、レポートの一番詳細なレベルのだけを購入します。例えば、国の情報がほしい時は、Countryデータベースだけを購入します。(OrganizationやISPデータベースは、国や地域の情報を含みませんから、必要な場合は、Country、Region、またはCiryに加えて別途購入します。)
次に、Geo::IP Perlモジュールをインストールします。
パラメタ:どちらのGeoIPデータベースもすべてをメモリ上に常駐させることもできるし、ファイルから検索することもできます。構成ファイルを編集するときにメモリ常駐かファイル検索を指定します。メモリ常駐はGEOIP_MEMORY_CACHE、ファイル検索はGEOIP_STANDARDと指定します。メモリ常駐を使用すると、あるLinuxディストリビューションはクラッシュしますので、そうなったら、ファイル検索を指定してください。また、Activestate PerlでC APIを使うとクラッシュしますので、pure Perl APIを代わりに使ってください。()
IPアドレスと関連データをコンマ区切りテキストでデータベースに上書きすることが出来ます。イントラネットサイトの統計情報を取得していて内部と外部のユーザが混在したり、データベースのIPアドレスの内容の一部が正しくないときに有効です。上書きファイル作成のために、geoip_generatorツールを用意しています。(上書きはAWStats 6.95以降で有効)
上書きファイルの書式
GeoIP | ipアドレス、"国コード" |
GeoIP City | ipアドレス、"国コード"、"地域コード"、"市の名前"、"郵便番号"、緯度、経度、"都市コード"、"地域コード" |
GeoIP ASN | ipアドレス、"asn ispname" |
GeoIP Region | ipアドレス、"国コード"、"地域コード" |
GeoIP Org | ipアドレス、"組織" |
GeoIP ISP | ipアドレス、"ISP" |
注意:現時点でMaxmindがIPv6については、国データベースしか提供していないので、AWStatsは、IPv6のGeoIP検索をサポートしていません。MaxmindがIPv6のサポートをもっと多くのデータベースに広げたら、AWStatsも更新します。
GeoIPプラグインを有効にするとAWStatsの処理能力が低下します。
GeoIP
- 必要とされるPerlモジュール: Geo::IP あるいは Geo::IP::PurePerl (Maxmind)
- パラメタ: [GEOIP_STANDARD | GEOIP_MEMORY_CACHE] [/geoip.datへのパス/geoip.dat] </上書きファイルへのパス/override.txt>
- 説明:国別のチャートを、インターネットのIP-国データベースを利用して作成します。このプラグインは、イントラネットのログファイルを解析する際には無意味です。
- 注意:このプラグイン(Maxmindが提供するPerlのGeo::IPモジュールが必要、更新頻度高し)を利用するか、GeoIPfreeプラグイン(MaxMindが提供するPerlのGeo::IPFreeモジュールが必要、更新頻度低し)のどちらかを選択する必要があります。
- 例: LoadPlugin="geoip GEOIP_STANDARD /usr/local/geoip.dat /usr/local/geoip_override.txt"
- AWStats(5.2+)に同梱
GeoIP_City_Maxmind
- 必要とされるPerlモジュール: Geo::IP あるいは Geo::IP::PurePerl (Maxmind)
- パラメタ: [GEOIP_STANDARD | GEOIP_MEMORY_CACHE] [/geoip.datへのパス/geoip.dat] </上書きファイルへのパス/override.txt>
- 説明:このプラグインを利用すると、都市別(主要な国については国と地域情報も併せて)のヒット数のチャートを追加します。
- このプラグインを有効にすると、レポートメニューに「都市」というリンクを追加します。
- 例: LoadPlugin="geoip_city_maxmind GEOIP_STANDARD /usr/local/geoip.dat /usr/local/geoip_override.txt"
- AWStats(6.2+)に同梱
GeoIP_ASN_Maxmind
- 必要とされるPerlモジュール: Geo::IP あるいは Geo::IP::PurePerl (Maxmind)
- パラメタ: [GEOIP_STANDARD | GEOIP_MEMORY_CACHE] [/GeoIPASN.datへのパス/GeoIPASN.dat] </上書きファイルへのパス/override.txt> <ASN一覧へのリンク>
- 説明:このプラグインを利用すると、ホストIPアドレスが登録されていた場合、AS番号(Autonomous System number)がレポートに追加されます。このプラグインはデータベースにあれば、ISPの情報を追加します。さらにASNを検索するための一覧へのリンクもパラメタで指定できます。これをパラメタの最後に指定するとレポートページの最後にリンクが追加されます。
- 例: LoadPlugin="geoip_asn_maxmind GEOIP_STANDARD /usr/local/GeoIPASN.dat /usr/local/GeoIPASN_override.txt"
- AWStats(6.9+)に同梱
GeoIP_Region_Maxmind(商用のみ)
- 必要とされるPerlモジュール: Geo::IP あるいは Geo::IP::PurePerl (Maxmind)
- パラメタ: [GEOIP_STANDARD | GEOIP_MEMORY_CACHE] [/GeoIPRegion.datへのパス/GeoIPRegion.dat] </上書きファイルへのパス/override.txt>
- 説明:このプラグインを利用すると、地域別のヒット数のチャートが追加されます。検知できる地域は、米国国内とカナダ国内の地域のみです。
- このプラグインを有効にすると、レポートメニューに「地域」というリンクを追加します。現在、レポートがcgiで生成される場合のみ(静的なHTMLを生成する機能はまだサポートされていません。)
- 例: LoadPlugin="geoip_region_maxmind GEOIP_STANDARD /usr/local/GeoIPRegion.dat /usr/local/GeoIPRegion_override.txt"
- AWStats(6.2+)に同梱
GeoIP_ISP_Maxmind(商用のみ)
- 必要とされるPerlモジュール: Geo::IP あるいは Geo::IP::PurePerl (Maxmind)
- パラメタ: [GEOIP_STANDARD | GEOIP_MEMORY_CACHE] [/GeoIPISP.datへのパス/GeoIPISP.dat] </上書きファイルへのパス/override.txt>
- 説明:このプラグインを利用すると、ISP別のヒット数のチャートを追加します。
- このプラグインを有効にすると、レポートメニューに「ISP」というリンクを追加します。現在、レポートがcgiで生成される場合のみ(静的なHTMLを生成する機能はまだサポートされていません。)
- 例: LoadPlugin="geoip_isp_maxmind GEOIP_STANDARD /usr/local/GeoIPISP.dat /usr/local/GeoIPISP_override.txt"
- AWStats(6.3+)に同梱
GeoIP_Org_Maxmind(商用のみ)
- 必要とされるPerlモジュール: Geo::IP あるいは Geo::IP::PurePerl (Maxmind)
- パラメタ: [GEOIP_STANDARD | GEOIP_MEMORY_CACHE] [/GeoIPOrg.datへのパス/GeoIPOrg.dat] </上書きファイルへのパス/override.txt>
- 説明:このプラグインを利用すると、組織名別のヒット数のチャートを追加します。
- このプラグインを有効にすると、レポートメニューに「Organizations」というリンクを追加します。現在、レポートがcgiで生成される場合のみ(静的なHTMLを生成する機能はまだサポートされていません。)
- 例: LoadPlugin="geoip_org_maxmind GEOIP_STANDARD /usr/local/GeoIPOrg.dat /usr/local/GeoIPOrg_override.txt"
- AWStats(6.3+)に同梱
GeoIPfree
- 必要とされるPerlモジュール: Geo::IPfree version 0.2+ (Graciliano M.P.)
- パラメタ: なし
- 説明:国別のチャートを、インターネットのIP-国データベースを利用して作成します。このプラグインは、イントラネットのログファイルを解析する際には無意味です。
- 注意:このプラグイン(MaxMindが提供するPerlのGeo::IPFreeモジュールが必要、更新頻度低し)を利用するか、GeoIPプラグイン(Maxmindが提供するPerlのGeo::IPモジュールが必要、更新頻度高し)のどちらかを選択する必要があります。
- 注意:このプラグインを利用するとAWStatsの処理速度は10%程度低下します!
- AWStats(5.5+)に同梱
- Geo::IPfree Perlモジュールは以下の場所にあります:
- すべてのOS: CPANサイト
- ActiveState: PPM(訳注:オリジナルではActivestateによって提供されたGeoIPfreeモジュールが正しく働いていないとあったが、ActivePerl version 5.10.0.1003のPPMで動作を確認した。)
- 注意: Geo::IPfreeデータベースは長い間アップデートされていません。したがって、(国については無料のGeo::IP Perlモジュールを使用する)geoipプラグインを使用することを強く推奨します。
- geoipfreeセットアップをテストする以下のツールを使用できます:
testgeoipfree.pl
pluginsディレクトリにこのファイルをコピーして、実行してください。
これらのファイルやプロダクトは篤志者が開発し、発表したものです。私は使ったことがないので、動作するかや、どう動作するかを言うことはできません。
これらはAWStatsをうまく使えるようにしたり、時間を節約して新たな開発の出発点を与えてくれるかもしれません。
その他のツール
- geoip locationのプラグイン
- A plugin for WordPressWordPressユーザが「その他のチャート」にタグを追加します。
- Exim2AwstatsはAWSTatsで読み込み可能な形式にExim MTAログファイルを変換するツールです。
- Logprocessは、ホスティング(マルチドメイン)環境で、AWStatsを使用して統計/レポートを作り、管理して、IISログファイルの収集、合併、処理、および格納を自動化します。
- ConfiguradorはウェブからのAWStats構成ファイルを編集するのを許容するCGIパールスクリプトです。コードコメントがスペイン語でありますが、それは、ツールを開発するためによいベースとなるでしょう。Hector Garcia Alvarez
- logtrans.pyはIIS4.0の古いログファイルからAWStatsとのコンパチブルな新しい形式にどうを変換するかに関するpythonの小さい例です。動作するかわかりませんが、pythonが好きである方のためのコードのサンプルとしておいています。
- go_awstatsはすべての構成ファイルとさらにすべての月のAWStats静的レポートの作成を自動化するツールです。
- maillog2commonlog.plはsmailやqmail形式のメールログを一般的なログ形式に変換します。postfix、sendmailまたはqmailのメールログファイルをAWStatsで分析したいなら、代わりにmaillogconvert.plプリプロセッサを使用するのがより良いソリューションであることであることに注意してください(メールログを分析することに関してAWStats F.A.Qを参照ください)。
Joey Hess、フリーウェア。
- maillogconv.plはメールログファイルをAWStatsが理解できるログファイルに変えるのに使用できる別のメールログプロセッサです。
AWStats 5.7以来maillogconvert.plと呼ばれるエンハンスされたツールに提供されることに注意してください。Postfix、Sendmail、QmailまたはMDaemonログファイルを分析するようにmaillogconv.plかmaillogconvert.plとAWStatsにセットアップする方法を知るためにメールログを分析することに関してFAQ(よくある質問)とトラブルシューティングを参照ください。
- access_referer_agent2combined.plは、が一般的なログ形式(CLF)のaccess-files、referer-files、およびagent-filesののディレクトリを一つのcombined.logに変換するパールスクリプトである。別々のaccess/referer/agentログファイルを持って、結合したログファイルを必要とするloganalyzerのすべての特徴を使用したいと思うなら、有用と思われます。
- anonlogは、機密情報をコード化することによって、ログファイルを"匿名化する"。Stephen Turner、フリーウェア。
AWStatsが好きでないなら、他のポピュラーな同様のツールを試みることができます:
- Webalizer別の非常に古いログアナライザー(Cで書かれています)。
- 'log file analyzer'でGoogleで検索をする見つけることができる商品もあります。
下記のリンクをたどってAWStatsプロジェクトを支援してください。
下記の重要な支援者に感謝します:
dolibarr.org
arrestier.fr
www.ballanger-dermatologue.fr